整骨院を開業するには？必要な準備と集客方法を全解説！

店舗集客ナレッジ『ミセナレ』です^^

『いつかは自分の院を持ち、目の前の患者さんにもっと深く向き合いたい』
そう決意した瞬間から、あなたの開業ストーリーは動き出します。
しかし実際には資金・物件・許認可・スタッフ・マーケティングと、いくつもの壁が立ちはだかるもの。

今回の店舗集客ナレッジ『ミセナレ』では、整骨院 開業するには？必要 準備 集客方法で上位表示されている情報を精査し、20年間コンテンツマーケティングに携わってきた筆者の実務ノウハウを掛け合わせて、『最新かつ失敗しないロードマップ』をお届けします。

これから整骨院を開業されるお客様に有意義な情報となるようまとめてみたいと思います！
ぜひ最後までお付き合いくださいませ^^

1. 開業までの全体像を“１枚の地図”で把握する

ゴールに向かうためには、まずルートを決めることが先決です。整骨院を開業するには、下記７つの工程を順にクリアする必要があります。

1. 市場調査とコンセプト設計
2. 事業計画書の作成と資金調達
3. 物件探し・内外装工事
4. 設備選定とレセプトシステム導入
5. 届出・許認可・保険手続き
6. スタッフ採用と労務体制の構築
7. 開業前後の集客施策実装

各工程がいつまでに終わればいいのか逆算しておくと、タスク漏れや資金ショートを防げます。

2. 市場調査：勝てるエリア選定とコンセプトづくり

2-1. 人口動態と競合の“掛け算”で商圏を可視化する

人口が多いだけでは顧客は増えません。半径1km以内で『人口÷整骨院数』の値を算出し、潜在患者数を算定するのが基本です。例えば人口15,000人で整骨院が３院なら、1院あたり5,000人の市場規模。これが2,000人を切るとシェア争いが激しくなる傾向にあります。

2-2. ペルソナ別のニーズ分析

住宅地では産後骨盤矯正や慢性腰痛、オフィス街では肩こり・ストレスケアなど、エリアによって求められるメニューが変わります。開業前にターゲット像（年齢・性別・職業・通院頻度）を細かく描き、院の“魅せ方”を最適化しましょう。

2-3. 競合との差別化ポイントを一言で

『夜21時まで受付』『女性柔整師のみ在籍』『産後ケア専門』など、患者さんが初見でも理解できるキャッチコピーを用意すると、検索結果と看板の双方で刺さります。

3. 事業計画と資金調達：数字で夢を語れるか

3-1. 売上シミュレーションの作り方

来院患者数と単価を掛け合わせるだけでは不十分です。再来率、保険：自費比率、季節変動まで織り込み、最低３パターン（楽観・基本・悲観）で試算しましょう。金融機関は『悲観シナリオでも黒字化可能か』を見ています。

3-2. 融資審査に通るポイント

・自己資金比率30％以上
・国家資格保有年数と勤務実績の裏付け
・返済期間10年以内、据置き期間1年以内
この３点を満たすと、日本政策金融公庫の“新創業融資制度”は比較的スムーズです。

4. 物件・内装・設備：投資優先順位の付け方

4-1. 立地は『視認性×アクセス』で選ぶ

駅徒歩３分以内でなくても、車通勤が中心の郊外エリアなら駐車場台数が優先されます。ターゲットが“何で院に来るか”を考えたうえで妥協ラインを決めましょう。

4-2. 内装は“清潔感”と“動線”を最短距離で

施術ベッド⇔受付⇔トイレの動線を一直線上に置くと、患者さんの迷いが減りスタッフの移動も短縮できます。結果として回転率が上がり、売上にも直結します。

4-3. 医療機器選びで失敗しない三箇条

①リース契約でキャッシュを守る②実機デモで操作性を必ず確認③自費メニュー転用の汎用性を重視
高価な最新機器よりも、操作が簡単で説明しやすい機器の方がリピート率は高くなる傾向にあります。

5. 許認可・届出：抜け漏れが多い５つの手続き

とくに地方厚生局への受領委任登録は審査に３週間ほどかかるため、内装工事着工と同時に申請するとスムーズです。

6. スタッフ採用と労務体制：院長が施術に集中するために

6-1. 柔道整復師の採用市場トレンド

国家試験合格者数は年2〜3％減少傾向にあります。求人票の掲載期限を短く設定し、面接→条件提示→内定承諾を１週間以内で完結できるよう優先度を上げましょう。

6-2. 就業規則とシフト管理をクラウドで一元化

開業当初は紙ベースでも回りますが、患者数が増えるほどシフト入替えや残業管理が複雑になります。freee人事労務やSmartHRを導入しておくと、あとで法人化してもデータ移行が容易です。

7. 整骨院の集客方法：開業前後90日でやるべきこと

7-1. 開業３か月前：検索対策とSNSコミュニティづくり

①Googleビジネスプロフィール開設
②Instagramで内装工事の様子をストーリーズ配信
③地域キーワード＋施術メニューでブログ記事を毎週投稿
この３施策で開業日までに“認知”と“期待値”を高めます。

7-2. 開業１か月前：リスト獲得型プレオープン

内覧会を兼ねた無料体験会を開催し、LINE公式アカウントへの登録を促します。登録特典として『初回1,000円OFF』を付けると、開業初週の予約が埋まりやすくなります。

7-3. 開業後：口コミとリピート導線の強化

施術後に『今日の感想をLINEで送っていただけると励みになります』と声掛けすると、自然な口コミが増え、Google上位表示にも好影響をもたらします。さらに３回目来院で回数券を提案すると、自費売上が安定しやすいです。

8. 成功モデル３院を数値で比較

初期投資が大きいほど月商も伸びやすいものの、固定費と返済額が上がる点を忘れてはいけません。キャッシュフロー表を毎月更新し、黒字倒産を防ぎましょう。

9. よくある質問

Q. 整骨院を個人事業で始め、あとから法人化できますか？

はい、可能です。売上が月300万円を超え始めた段階で検討すると、節税メリットと社会保険料負担のバランスが取りやすくなります。

Q. 保険診療と自費、どちらに力を入れるべき？

開業初年度は保険6：自費4が目安。２年目から自費率を５割以上に引き上げると利益率が向上します。

Q. レセプト業務は外注できますか？

可能です。1件あたり200〜300円で代行会社が請け負っており、月200件なら約5万円。ミス削減による返戻防止効果を考えるとコストパフォーマンスは高めです。

10. まとめ：準備と集客の“ふたつの車輪”が回れば成功は近い

整骨院を開業するには、技術だけでなく経営者としての視点が欠かせません。
市場調査で“勝てる場所”を選び、数字根拠のある事業計画で資金を確保する。
そして開業前から情報発信を始め、患者さんとのコミュニティを育てておく。
このふたつの車輪を同時に回せば、開業初月から黒字も夢ではありません。
あなたの志が地域の健康を支え、患者さんの笑顔が院を成長させてくれる。
その日を現実にする第一歩を、今日ここから踏み出しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事があなたの開業準備と集客方法に少しでも役立てば幸いです。