ファサード看板とは?店舗の印象を左右する「お店の顔」
店舗集客ナレッジ『ミセナレ』です^^
ファサード看板とは、店舗の正面や入り口付近に設置される看板のことを指し、いわば「お店の顔」としてお客様を出迎える重要な役割を担います。
初めて店舗へ訪れるお客様は、外観からそのお店のイメージや雰囲気を感じ取るものです。
ここでどんな看板を掲げるかによって「お!このお店に入ってみたい!」「なんか信頼できそう!」と思ってもらえるかどうかが、大きく変わってきます^^
つまりファサード看板は、視覚的にも心理的にも店舗の第一印象を左右する大切な存在なのです。
目に見える部分だけでなく、ブランドイメージを伝える基本となる
店舗集客にはさまざまな方法がありますが、最終的にお客様が「ここに立ち寄ってみよう」と決める際に影響を与えるのがファサード看板です。
見た目のデザインや文字のフォント、色合いはもちろん、素材選びによってもお店のコンセプトや雰囲気を効果的に発信します。ブランドとしての印象をしっかり表現できていれば、周囲の競合店や他の建物の中でも埋もれずに目立つ存在になり、お客様が迷わず足を運びやすくなるでしょう。
代表的なファサード看板の種類について
ファサード看板には、素材や形状によっていくつかの種類があります。
それぞれに特徴があり、店舗のコンセプトや立地条件、予算などに合わせて選択することで理想の仕上がりに近づけることができます。
ここでは代表的な看板の種類と、その特徴についてわかりやすく説明していきます。
アルミ複合板プレート看板
アルミ複合板プレートは、表面にアルミを使用し内部に樹脂層を持つ板材で、軽量かつ強度に優れている点が大きな魅力です。衝撃にも強く、雨や紫外線などの屋外環境にも比較的耐久性があるため、長期的な使用にも適しています。また比較的低コストで製作できることから、開業時の初期費用を抑えたい店舗や、頻繁にデザインを変更したい場合にも向いています。
シンプルなデザインでもきちんと色が再現され、文字やイラストを印刷して貼り付けるなどアレンジの自由度が高い点もメリットといえるでしょう。
アクリル看板
アクリル素材の看板は、透明感と光沢が特徴で、洗練された印象を与えやすいのが強みです。クリアなアクリルを背景にロゴや文字を重ねることで、スタイリッシュで高級感ある仕上がりを演出できます。
見た目の美しさはもちろん、比較的軽量で扱いやすい点もメリットです。店舗の外壁の色とのコントラストを活かせば、遠くからでも見つけてもらいやすくなります。素材自体が上品な雰囲気を持つため、美容室やサロン、アパレル関係など、センスやイメージを重視したい業種に人気が高い看板です。
カルプ文字
カルプ文字は、ポリウレタン樹脂などを発泡させた軽量の素材を使い、立体的な文字やロゴを作る手法です。厚みを持たせることで、正面からだけでなく斜めの角度から見ても存在感があり、人通りの多い通りでもひときわ目を引きます。
重量が軽いため、壁への取り付けの自由度が高い点が魅力です。複雑な形状や、文字の大きさを問わず制作可能なので、個性的な字体やデザインでも対応しやすく、視覚的に楽しい演出を行うことができます。
■アルミ複合板プレート看板との組み合わせ
背景へアルミ複合板のプレート看板でデザインをプラスすることで、より視線を集める店舗集客へ効く看板が出来上がります^^
■店舗のロゴ看板にもカルプ文字はオススメ!
オリジナルキャラクターやロゴマークなどもカルプ文字であればキレイに看板として表現が可能です!
ステンレス切文字
ステンレス切文字は、ステンレス板をレーザーなどで切り出して文字を形成する看板のスタイルです。シルバーやゴールドなどの金属特有の質感が、落ち着きと高級感を醸し出します。店舗を高級路線で演出したいホテルやレストランなどで使用されることが多く、耐久性にも優れているため、長期にわたって美しい質感を保ちやすいのも特徴です。
光の当たり具合で文字の表情が変化し、日中と夜で見え方に違いが出る点もまた、お店の雰囲気をドラマチックに演出するポイントとなります。
箱文字
箱文字は、文字の側面も立ち上げて箱状に仕上げた立体的な看板の一種です。内部に照明を入れる方法もあり、暗い時間帯でも文字部分がはっきりと浮かび上がります。正面や側面の色を変えたり、素材を変えることで多彩な表現が可能です。
例えば、ステンレスを側面に使って光沢感を演出したり、アクリル部分を鮮やかな色にしてポップな印象を与えたりと、店舗イメージに合わせて工夫できる自由度の高さが魅力の一つです。
店舗の看板としてはもちろん、上記写真のような会社の看板・建物名称のサインとしても箱文字は非常に多く使用されております。
チャンネル文字
チャンネル文字は、断面が金属製で正面にアクリルや樹脂などをはめ込んだ立体文字です。前面の色やデザインを変化させやすく、文字の周囲も金属素材がきれいに縁取るため、洗練された印象を人目に与えます。特に遠くから見たときの認識性が高く、ブランドロゴや店舗名をはっきり伝えたいシーンにぴったりです。夜間にLEDなどの照明を組み合わせて発光させることで、電飾看板のような役割を持たせることもできます。
内照式看板(FFシート)
内照式看板は、看板内部に照明を組み込み、FFシート(フレキシブルフェイスシート)を表面に張り付ける方式が多く採用されています。シート自体にデザインをプリントしているため、昼間は看板として、夜間は内部照明による鮮明な発光看板として機能します。
雨風への耐久性も高く、夜間に鮮やかに光る姿は通行人の目を引きやすいのがメリットです。大きめのサイズでもムラなく明るく照らせるので、看板全体でインパクトを与えたい場合に適しています。
ファサード看板を選ぶうえで大切なポイント
ファサード看板を考えるとき、やはり大切なのはお店のコンセプトとの調和です。どんなに目立っても、コンセプトから外れてしまえば、お客様は戸惑うものです。素材の質感や色合い、照明の有無などを一貫性のあるコンセプトで統一することで、店のブランディングを高めることができます。
また、手入れのしやすさや設置する場所の安全性など、実用面にも目を向けることが大事です。看板は常に外にさらされている分、日々のお手入れやメンテナンスを意識すると、長く美しい状態を保てます。
まとめ:店舗の「らしさ」を形にするファサード看板
ファサード看板は、店舗にとってただの看板ではありません。お店の理念やスタイルを直感的に伝える重要なデザイン要素であり、お客様が足を運ぶきっかけを作る大切なツールなのです。素材の違いや立体・照明などの魅せ方をうまく組み合わせることで、店舗のコンセプトを明確に表現できます。
おしゃれなカフェであればアクリルやカルプ文字で洗練された雰囲気を演出し、落ち着いたレストランやホテルであればステンレス切文字や箱文字で高級感を高めるとよいでしょう。
このように、ファサード看板を選ぶ際には、店舗のイメージを最大限に引き出すデザインと素材を見極めることが重要です。
長い目で見れば、メンテナンスのしやすさや耐久性も外せないポイントになります。自分のお店が理想とする姿をしっかりイメージしながら、ぜひファサード看板の選定・制作をすすめてみてください。店舗の魅力を最大限に引き上げる看板が完成すれば、新たなお客様との出会いの場が広がり、心地よく人を招き入れるお店づくりにつながるかと思います!
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