『メニュー表なんてどこに頼んでも同じ？』
店舗集客ナレッジ『ミセナレ』です^^
メニュー表は『店内で一番読まれる販促ツール』です。
料理の味や接客などのサービスがどんなに良くても、メニューの伝え方を誤れば注文単価はなかなか伸びないかと思います・
さらに昨今の原価高騰で多くの飲食店様では一品あたりの利益が圧迫されるいま、メニュー改訂は“経営改善”に直結します。
…ところが実際には
『メニュー表を頼めるデザイナーに知り合いがいない・・』
『どの会社に頼むと失敗しないのか分からない・・』
と手が止まる経営者が多数といったところがあるかと思います。
そこで今回のミセナレでは〈飲食店メニュー表・どこに依頼する？〉といった疑問に答えるため、代表的な依頼先６種の特徴・費用感・各依頼先へ向いているお客様を具体的に解説させていただきます^^
読み終えるころには、最適なメニュー表の依頼先が自然と見えてくるはずです！
メニュー制作を外注する前に知るべき『３つの軸』
1. デザインクオリティ
お客様の注文単価を上げたいなら、レイアウトだけでなく『導線設計』『心理学的配置』まで考える会社を選びましょう。
2. コスト
外注費は5,000円～100万円まで幅広いのが実情です。
『月商の３～５％を投資すると回収しやすい』という業界目安を基準に無理のない予算を設定してください。
3. スピード
開業直前や季節メニューの切替えは時間との勝負。
デザイナーの稼働状況・校正回数・印刷納期をあらかじめ確認することが肝心です。
この３軸を頭に入れつつ、以下で紹介する６つの依頼先を比較していきましょう。
代表的な依頼先６選と失敗しない選び方
① 専門メニューデザイン会社 ─ 売上直結型のプロ集団
『メニューで30％客単価が上がった』という事例を公表しているのが、メニューデザイン専門会社の強み。
● 料金目安：A3 両面４ページで10万～25万円（撮影別途）
● 得意分野：導線設計・フードスタイリング・原価管理シート連動
● 向いている店舗：既存メニューを抜本的に刷新したい居酒屋、ファミレス、ホテルレストラン
参考リンク：
メニューマルシェ（https://dogsnose.work/menumaru_cafe_rec/）
サンコー印刷 メニュー制作部（https://www.sunkou.co.jp/menu/）
② グラフィックデザイン制作会社・広告代理店
店舗ロゴや販促物を一括で頼めるので、ブランドの世界観を統一したい場合に最適。
● 料金目安：12ページ冊子で30万～60万円
● 得意分野：ブランディング、キャンペーン連動、撮影ディレクション
● 向いている店舗：新規出店、FC展開、百貨店内カフェなど
参考リンク：
余白オフィス（https://yohakuoffice.co.jp/blog/874/）
③ フリーランスデザイナー 個性と小回りが武器
SNSやポートフォリオサイトで直接オファーできるため、相性重視で選びたい人向け。
● 料金目安：A4三つ折り１式 2万～8万円
● 得意分野：イラスト、手描き文字、写真撮影もワンストップ
● 向いている店舗：コンセプトカフェ、クラフトビールバー、街の小さなベーカリー
探し方：
・ココナラ（https://coconala.com/）
・Behance（https://www.behance.net/）
④ 印刷会社のメニュー制作サービス ─ 印刷まで一括依頼で時短
印刷品質を重視しつつコストを抑えたいならこちら。
● 料金目安：B4 ラミネート加工２枚 1万5,000円前後
● 得意分野：耐水・耐油紙、PP加工、少部数オンデマンド印刷
● 向いている店舗：定食屋、ラーメン店、フードコート店舗
代表例：プリントパック『メニュー印刷』(https://www.printpac.co.jp/)
⑤ オンラインテンプレートサービス・クラウドソーシング
最短当日でメニューを公開できるスピードが魅力。
● 料金目安：無料～テンプレート１点1,500円、有料依頼5,000円～
● 得意分野：ポスターとの併用、季節メニュー差し替え、外国語対応テンプレ
● 向いている店舗：キッチンカー、ポップアップストア、低予算の新規開業
おすすめサービス：
・Canva（https://www.canva.com/）
・ランサーズ（https://www.lancers.jp/）
⑥ デジタルメニュー作成ツール・タブレット注文システム
紙＋デジタルで“料理写真を動画で見せる”など新たな訴求が可能。
● 料金目安：初期0～10万円／月額5,000円～3万円
● 得意分野：多言語表記、在庫連動、注文データの分析
● 向いている店舗：インバウンド比率が高い都市部、食べ放題業態、回転寿司
導入例：
FOODSFRIDGE メニューアプリ（https://foodsfridge.jp/blogs/recommend/shop_howtomenu）
依頼先を決める３ステップ
STEP1 競合店のメニューを３店舗チェック
ネットで画像検索し、ページ数・価格帯・デザインの傾向をメモ。『自店との差』が依頼時の指示書になります。
STEP2 ラフスケッチを書き、原稿を80％完成させる
料理名・価格・キャッチコピー・おすすめマークを紙に手書きでOK。原稿が揃っていれば、デザイナー側の作業時間が短縮し見積りも下がります。
STEP3 ３社に同じ条件で相見積りを取る
費用だけでなく『修正回数』『撮影の有無』『納期』を必ず並列表記してもらいましょう。数字で比較できれば判断に迷いません。
依頼するときのチェックリスト
1. サイズとページ数は確定しているか
2. 写真は支給 or 撮影依頼か
3. 印刷部数と紙質・加工の希望はあるか
4. 英語・中国語表記の必要性
5. アレルゲン・カロリー表記の要不要
この５項目が曖昧なまま進むと、追加料金や納期遅延の原因になります。必ず初回打合せで共有しましょう。
よくあるQ&A
Q. 写真撮影を自分で行ってもいい？
スマホでも光が良ければ一定のクオリティは出せます。ただし高価格帯メニューは『照り』『湯気』などプロのライティング技術が注文単価に直結します。客単価2,000円以上なら撮影予算を確保することをおすすめします。
Q. 途中でページ数が増えたらどうなる？
一般的に１ページ追加ごとに印刷費＋デザイン費で3,000～1万円程度UPします。早めに変更を伝え、ページ追加か見開きレイアウト変更かを相談してください。
Q. 英語メニューを後日作りたい場合は？
初回から『多言語展開予定』を伝えると、テキストの拡張を見越したレイアウトにしてもらえます。結果的に追加対応が割安になります。
まとめ
最適な依頼先は『目的×予算×スピード』で決まる
・客単価アップを最優先するなら『専門メニューデザイン会社』
・ブランド統一を図りたければ『制作会社・広告代理店』
・個性と融通を重視するなら『フリーランス』
・とにかく短納期＆低コストは『印刷会社のサービス』や『オンラインテンプレ』
・DXを進めたい店舗は『デジタルメニュー』
どこに依頼するにせよ、原稿と写真素材をできるだけ整えて渡すことが成功の近道です。
最後に、今回紹介したリンクを開きながら、気になった会社へ具体的な見積りを取ってみましょう！
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