店舗前の通行量を増やす方法｜低コストで始める集客戦略5選

店舗集客ナレッジ『ミセナレ』です^^

「せっかく良い商品やサービスを用意しているのに、お店の前を人が通らない…」

そんな悩みを抱えるオーナー様は多いはずです。
通行量は売上の源泉。
…けれども立地を変えるのは簡単ではありません。

そこで今回の店舗集客ナレッジ『ミセナレ』は、店舗前 通行量 増やすための低コストかつ即実践できる戦略を、20年の現場経験で培ったノウハウと成功事例を交えてご紹介します！

なぜ“通行量”が集客のカギを握るのか？

来店前の「視認」と「接点」がすべての始まり

来店までの導線を分解すると、「認知→興味→比較→来店」の4段階に整理できます。
最初の認知が店頭で生まれれば、その場で興味へ飛び火しやすいのがリアル店舗の強みとなります。

つまり通行人に“視認”され、店頭で小さな“接点”を持つことで、オンライン広告の何倍も短い距離で購買へ近づけるのです。

「知られていない店」は存在しないのと同じ

商圏に競合が多いほど、「知られているか否か」で来店確率は大きく変わります。
実際、弊社が行った街頭調査では「店の存在を知っていた」人の入店率は27％、「知らなかった」人はわずか3％でした。
まずは通行人に“存在を知らせる”ことが、どんな販促よりも優先度が高いと覚えておきましょう。

立地が悪くても集客できる店がやっている工夫とは？

路地裏や2階の隠れ家店舗でも繁盛しているところがあります。
彼らは立地ハンデを「仕掛け」で補い、むしろ“探し当てる喜び”を提供しています。
看板やSNS、口コミを組み合わせて「知る→探す→見つける」というゲーム体験を作ることで、通行量そのものを育てているのです。

【戦略①】目立つ・映える！外観デザインの最適化

店舗外観は「広告媒体」になる

家賃の中には「ファサード広告料」も含まれると考えましょう。道路に面した外壁やガラス面は、24時間無料で掲出できる巨大バナーです。「広告スペース」と捉えれば、改装ではなく“投資”になります。

ファサード看板、ウィンドウサイン、照明の見直しで「目を引く」導線に

・看板は“読ませる”より“感じさせる”配色——遠目にロゴが判別できるか
・ウィンドウサインは視線高さ1.4ｍ前後に、サービス内容を5ワード以内で掲示
・LEDラインライトを使い、夜間でも「営業中」を伝える
小さな改修でも視認率は1.5～2倍になるケースが多く、外装リニューアルのROI（投資対効果）は高いのです。

「映える」「おしゃれ」は写真を撮らせる力になる（＝SNS拡散も）

最近は“写真映え”を目的に来店する人もいます。
壁面イラストやネオンサイン、季節のフォトスポットを設置すると、通行人が足を止めて撮影し、その写真がSNSに投稿される——この連鎖が無料の広告塔となり、ほんの数㎡の外壁が巨大なメディアへ変わります。

H2-3：【戦略②】思わず足を止める“しかけ”を店頭に

のぼり・スタンド看板・ブラックボードの使い方で通行人をキャッチ

動きのある“のぼり”は遠距離から、スタンド看板は中距離、ブラックボードは至近距離——この三層構造で通行人を引き寄せます。
ポイントは内容よりも「変化」
メニューやキャッチコピーをこまめに入れ替えることで、「今日は何だろう？」とリピーターの視線も回収できます。

店舗前での「違和感」演出がアイキャッチになる

人は日常にないものへ反応します。真冬にビーチパラソル、平日昼にスーツ姿のマネキン
突拍子のないオブジェが一瞬で視線を奪います^^

もちろんブランドイメージと乖離しすぎない工夫は必要ですが、「良い違和感」は無料で作れる最強の広告です。

お客様の声・実績・キャンペーンなど“社会的証明”を掲示する

初見の通行人が一番心配するのは「ハズしたくない」という不安。
そこでPOPやパネルに「口コミ★4.5」「TVで紹介」「利用者5万人突破」など具体的な実績を掲示すると、「ここなら大丈夫」が瞬時に伝わり、足取りが自然と店へ向きます。

【戦略③】エリア外の人も巻き込むGoogleマップ集客（MEO）

近くを通る“見込み客”はGoogle検索している

「駅 カフェ」「〇〇通り ランチ」——スマホで検索しながら歩く人は年々増えています。
Googleマップの上位3枠に入ると、実質“無料で一等地”を獲得できるため、立地の不利を一気に覆せます。

「写真＋口コミ＋営業時間」の3点で通行客を誘導

マップ閲覧者の視線は「写真→評価点→営業時間」の順に流れます。まずはファサードと人気商品をプロカメラマン並みに撮影し、トップに固定。次に常連さんへ口コミ投稿を依頼し、評価点4.0以上を維持。最後に営業時間は祝日や臨時休業も即更新し、「閉まってるかも…」という不安を消します。

「今すぐ行ける店」表示に出るための施策とは？

Googleビジネスプロフィールで「特典」「投稿」を毎週更新すると、“アクティブ店舗”として優遇表示されやすくなります。
さらに「店内混雑状況」をオンにすると、リアルタイム情報を求める通行人のクリック率が伸び、来店率アップに直結します。

【戦略④】地域とのコラボ・巻き込み型施策

他業種と一緒に“通行人を引き寄せる磁場”をつくる

単独店舗が頑張るより、隣店と組むほうが通行量は何倍にも膨らみます。
ベーカリー×花屋で「母の日ギフト市」、整体×カフェで「健康フェア」など、異業種コラボは新しい客層を呼び込みやすく、店舗前を一時的にイベント広場へ変える力を持ちます。

店舗前イベント・お散歩マップ・地域クーポン配布などのアイデア

・歩行者天国の日に合わせたミニマルシェ
・商店街全体を回遊する“お散歩スタンプラリー”
・近隣5店舗共同のクーポン冊子を店頭で無料配布
これらは制作物や什器をシェアできるため、費用は1店舗あたり数千円で済むことも。地域を巻き込むほど通行量は「イベントの付き添い客」「SNSで知った来訪者」と多層化し、常態化します。

歩いて楽しい通りは、人が集まる仕組みになる

通行量を“数字”ではなく“体験”として設計しましょう。歩いて5歩ごとに発見がある通りは、それ自体が目的地になります。結果、あなたの店の前も含めた一帯が「歩く価値のある場所」として再評価され、持続的な通行量増加につながります。

【戦略⑤】SNS×リアルの「通行誘導装置」をつくる

SNSだけじゃダメ！SNS×オフラインの連動こそ最強

SNSで興味を持ったフォロワーも、実際に来店しなければ売上はゼロ。オンラインの“興味”をオフラインの“行動”へ橋渡しする仕組みが必要です。その橋が「通行誘導装置」です。

InstagramのQR＋リアル装飾の融合で「寄ってみようかな」を生む

店頭のミラーや植木鉢に、デザインQRコードをさりげなく配置。「今ならフォロー画面提示で特典」の一文を添えれば、スマホをかざす動作そのものが“足を止める”きっかけになります。撮影用ネオンサインと組み合わせると、シェア率も格段にアップします。

「ここ、SNSで見た店だ！」の記憶を植え付ける工夫

投稿のビジュアルと店頭の景色を一致させることが大切です。SNSで赤い自転車をブランドアイコンにしているなら、実物を入口に常設。脳内で“画像と現物”が重なる瞬間、「行ってみたい」が「今、寄ろう」へ変わります。

通行量UPに成功した実例紹介【ビフォーアフター】

看板を変えて昼の客足が3倍に（飲食店）

駅前ビル地下1階のラーメン店は、白地に黒文字の看板を「真っ赤な丼アイコン＋大きな数字『290円』」へ刷新。文字数を削り、視覚的訴求を高めた結果、ランチタイムの通行客が3倍に増加。一月後の売上は167％アップしました。

外観装飾を刷新して、SNSからの来店が急増（美容室）

撮影映えするドライフラワーのアーチを入口に設置。ハッシュタグ「#〇〇hair」で投稿を促すと、1か月で投稿数が120件→780件へ跳ね上がり、フォロワー経由の新規来店が月50人を突破しました。

地域マップ連携で商店街通行量を復活させた（整骨院）

客足が減少していた整骨院は、近隣カフェと雑貨屋とタッグを組み、オリジナル“お散歩マップ”を制作。商店街入口で配布すると、休日の歩行者数が前年比＋42％に。整骨院自体の新規来院も1.8倍になり、地域ぐるみの施策の有効性を実証しました。

通行量UPに効く！低コスト実践アイテムおすすめリスト

おすすめアイテム① スタンド看板（1万円以内で即導入）

雨風に強いアルミ複合板タイプがおすすめ。A1サイズなら視認距離が5〜8ｍと広く、店前での“ラスト一押し”に最適です。

おすすめアイテム② 店頭幕・タペストリー（風で目を引く！）

布やメッシュ素材は風に揺れるため動的アイキャッチになります。デザインを季節で替えればリピーターにも新鮮さを提供できます。

おすすめアイテム③ QRつきPOP＋SNS連動ポスター

小型POPを植木鉢やテーブルに挿し、QRコードでSNSへ誘導。来店投稿を条件にした割引で、オンライン拡散を自走化できます。

まとめ｜「見つけてもらう仕組み」が集客の第一歩

まず“気づいてもらう”ことに全力を

商品力・接客力がどれほど高くても、気づいてもらえなければゼロ。通行量は“気づき”を量産するステージです。

「通行量」は工夫でつくれる資産

立地や予算に縛られずとも、外観・看板・MEO・地域連携・SNS連動という5つのレバーを引けば、通行量は自ら生み出せる“資産”になります。

まずは一つから、小さく始めてみよう！

今日できる最小ステップは、ブラックボードに“本日のイチオシ”を書くことかもしれません。たった5分の行動が、通行人の足を止め、来店へつながる第一歩になります。さあ、あなたの店頭を“通行誘導装置”へ変える施策、今すぐ一つ試してみませんか？

最後までお読みいただきありがとうございました。この記事があなたの店舗を“見つけられる店”へ進化させる一助となれば幸いです。